おせちだよね
とある一家の正月風景
まだ薄暗い朝、食卓には夕べのうちに
用意しておいたおせちと御屠蘇と紹興酒?
家人もそろそろ目を覚ますころ
「ぁ・・あ・あけましておめでとう」
『新年早々どもるんじゃないわよw』
『これ見てる人どん引きよ、ったく』
「あーもー、悪かったな」
「あーもー、悪かったな」
「んじゃまー、気を取り直して」
「『あけましておめでとう』」
「今年はすげーぞ」
「海老に伊達巻、黒豆に煮しめ」
「あとは・・・まーいろいろ縁起ものだ」
「よく味わって食えよ」
『・・・ふーん』
「・・・ふーん、じゃねーーー!!」
「おせち作りの大変さをおまえは分ってねー!!!」
『・・・だってこれ、
”リーメントの和食日和” じゃない』
『手抜きバレバレなのよ、このバカ犬』
「俺だって本当は作りたかったよ」
「こうなったのはおまえの部屋の大掃除にまさか
あんなに時間がかかるとは想像してなかったんだよ」
『・・・ふん、人のせいにするなんて
ほんとダメ犬ね』
もぞもぞ・・・
【りゅーちゃ~ん、たいがちゃ~ん
あけおめ~ことよろ~でがんす】
・・・ (・ω・)
【あー!新年早々喧嘩はダメでがんすよぉ】
【とりあえず 飲もーーーー!!!】
~数時間後~
「ったく、家でまで飲み過ぎるなよな」
【へっへ~、ごめんで・・・がん・・す・・・zzz】
『りゅーじ』
『肉食べたい!』
”はー、おせち食えよ・・・”
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