ねんぷち化物語1話
「羽川さんと何を話していたの?」
「動かないで」
「あぁ、違うわ。動いてもいいけれどとても危険よ、というのが正しかったわね」
「好奇心というのはまったくゴキブリみたいね」
「人の触れられたくない秘密ばかりにこぞって寄ってくる、鬱陶しくてたまらないわ」
「お・おぃ・・」
「何よ右側が寂しいの?だったらそういってくれればいいのに・・」
「まったく私も迂闊だったわ、まさかあんなところに
バナナの皮が落ちているなんて思いもしなかったわ・・」
「気付いているんでしょう、そう私には重さが無い」
「といっても全く無いわけではないのよ、
私の身長体格だと平均体重は40㎏後半強
というところらしいのだけれど、実際の体重は
・・・5㎏」
「中学校を卒業してこの高校に入る前のことよ
一匹の蟹に出会って、重さを根こそぎ持っていかれたわ」
「あぁ、別に理解しなくていいのよ
これ以上嗅ぎまわられたら
すごく迷惑だからしゃべっただけだから、阿良々木くん」
「阿良々木くん、ねぇ阿良々木暦くん」
「さて、私はあなたに私の秘密を黙っていてもらう為に何をすればいいのかしら?」
「私は私のために何をすべきかしら?」
「口が裂けても阿良々木くんがしゃべらない誓ってもらう為には
どうやって口を封じればいいかしら?」
「とにかく私が欲しいのは沈黙と無関心だけ
沈黙と無関心を約束してくれるのならば2回頷いて頂戴、阿良々木くん
それ以外の動作は沈黙であれ敵対行為を見なして即座に攻撃に移るわ」
”うんうん”
「そう、ありがと」
ウィンクをしてホチキスを刺すガハラ様
「悲鳴を上げないのね、立派だわ、 今回はこれで勘弁してあげる」
「それじゃぁ阿良々木くん、明日からはちゃんと私のこと無視してね
よろしくさん」
「あれ、阿良々木くん?まだいたの?忍野さんのところ早く行かなくていいの?」
「羽川、お前バナナすきか?」
「え、うんまぁ嫌いじゃないけれど・・
栄養価高いし好きか嫌いかで言えば、うん・・好きかな」
「どんなに好きでも校内では絶対に食べるなよ!
食べるだけならまだいい、残った皮を階段にポイ捨てしてみろ
僕はお前を絶対許さない!!」
「一体何を言っているの、阿良々木くん」
「あーコラ阿良々木くん、
廊下を走っちゃダメ! 先生に言いつけちゃうよ!」
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1話風に写真を繋げてみましたが
いかがだったでしょうか?
ガハラさんの替えパーツを使わないのが
もったいないので背景作ってみました。
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